2026年7月31日、Seedance 2.5とMiniMax H3が相次いで登場し、AI動画生成の選択肢がさらに広がりました。この記事では、Seedance 2.5とMiniMax H3の違いを比較表でわかりやすく整理し、それぞれの新機能やおすすめの使い方、さらにそのまま使えるプロンプト例まで詳しく紹介します。

Part 1. Seedance 2.5 と MiniMax H3 の新機能
両モデルともに従来の生成AIが抱えていた「フレーム間の破綻」や「背景の崩れ」を大幅に軽減しています。ここでは、それぞれに実装された最新の注目機能について掘り下げます。
Wann AIのSeedance 2.5モデルによって生成された動画:
Seedance 2.5の主な新機能
1. 1回で最大30秒の長尺動画を生成
従来より長い動画を一度に生成でき、さらに複数回の動画延長にも対応。複数のシーンをつなげたストーリー性のある動画を作りやすくなりました。
2. マルチモーダル参照機能を大幅強化
最大30枚の画像、10本の動画、10本の音声を参考素材として入力可能。複数の人物やシーン、カメラワークなどを組み合わせた動画制作に対応しています。
3. より細かな動画編集が可能に
タイムスタンプ単位で、特定の時間帯の動きやカメラアングルを指定・編集できます。さらに、グリーンスクリーン編集やカメラ視点の編集も強化されています。
4. モーション・カメラ制御を強化
モーション参照やクリエイティブ参照に対応し、人物の動きや被写体の配置、カメラワークをより細かくコントロールできるようになりました。
MiniMax H3の主な新機能
1.テキスト・画像・動画・音声をまとめて理解
H3は、複数のモダリティを統合的に扱える「オムニモーダル生成モデル」として登場。複数の素材を組み合わせた動画生成・編集に対応しています。
2.最大15秒・2K解像度の動画生成
最大2Kの高解像度動画を生成でき、映像と同時にネイティブステレオ音声も生成可能です。
3.複雑な指示への追従性を向上
テキストだけでなく、画像・動画・音声を含めた複雑な指示を理解し、より細かく生成結果に反映できるのが特徴です。
4.V2V Motion Transferに対応
参考動画の動きやモーションを別の映像生成に活用できる「V2V Motion Transfer」を搭載。キャラクターや被写体を変えながら、元動画の動きを反映した映像を作成できます。
5.オープンウェイト化
2026年8月にはMiniMax H3のモデルウェイトも公開され、開発者や研究者がより柔軟にカスタマイズ・活用できるようになりました。
Part 2. Seedance 2.5 と MiniMax H3 の違いまとめ【比較表】
「Seedance 2.5」と「MiniMax H3」はどちらもトップクラスの動画生成パフォーマンスを誇るAIモデルですが、開発思想や得意とする描画表現には明確な差異が存在します。まずは両者の主要スペックと特徴を比較表で確認しましょう。
| 比較項目 | Seedance 2.5 | MiniMax H3 |
| リリース時期 | 2026年7月31日 | 2026年7月31日 |
| モデルの特徴 | 30秒の長尺ストーリー生成、複数素材の参照、細かな動画編集に強い次世代音動画生成モデル | テキスト・画像・動画・音声を統合的に理解・生成できる汎用オムニモーダルモデル |
| 最大動画生成時間 | 最大30秒/1回の生成 | 最大15秒 |
| 画像・動画・音声参照 | 画像:最大30枚/動画:最大10本/音声:最大10本 | 画像:最大9枚/動画:最大3本/音声:最大3本。複数モーダルを組み合わせた参照にも対応 |
| 最大解像度 | プラットフォーム・利用環境によって異なる | 最大2K |
| カメラ制御 | 対応。カメラ視点・カメラワーク・ショット構成などを細かく指定可能。白モデル(Clay Render)を使ったカメラ制御にも対応 | 対応。参考動画のカメラワークを理解して生成に反映可能 |
| モーション制御 | 対応。モーション参照、動きの転写、白モデルによる動作・移動経路の指定などに対応 | 対応。V2V Motion Transferに対応し、参考動画の動きを別の映像生成に活用可能 |
Part 3. Seedance 2.5とMiniMax H3はどっちがおすすめ?目的別の選び方
どちらのモデルを利用すべきかは、作成したい映像のジャンルや活用目的によって決まります。以下の基準を参考に、自身の制作スタイルに合ったAIを選択しましょう。
Seedance 2.5がおすすめな人
Seedance 2.5は、複数の素材を組み合わせたストーリー性のある動画制作に向いています。
| 30秒程度のストーリー動画やMVを作りたい |
| 複数のシーンを1本の動画にまとめたい |
| 人物・背景・商品など複数の参考素材を使いたい |
| 時間ごとに動きや演出を細かく指定したい |
MiniMax H3がおすすめな人
MiniMax H3は、短尺の高解像度動画や、参考動画の動きを活用した映像制作に向いています。
| 高解像度の短尺動画を作りたい |
| 商品広告やブランド動画を制作したい |
| 映像と音声をまとめて生成したい |
| 参考動画の動きを別のキャラクターに反映したい |
| 複雑なマルチモーダル指示を活用したい |
Part 4. 【初心者向け】Seedance 2.5とMiniMax H3の使い方
ここでは、最新AIモデルMiniMax H3を搭載し、初心者でも直感的に操作できるWann AIを例に、動画作成の手順を解説します。
Step 1:Wann AIの「画像から動画へ」ページを開き、動かしたい写真をアップロードします。モデル一覧から「MiniMax H3」を選択します。

Step 2:「ゆっくりと振り返る」など、演出したい動きを入力します。あわせて画面の縦横比(16:9や9:16など)を指定します。

Step 3:「生成」をクリックし、プレビューで仕上がりを確認したらMP4でダウンロードします。
Part 5. Seedance 2.5 と MiniMax H3おすすめプロンプト各3選
AI動画生成で意図通りの映像を得るには、プロンプト(指示文)の組み立て方が非常に重要です。そのままコピペして使える日本語プロンプト例と調整のコツをご紹介します。
Seedance 2.5向けおすすめプロンプト3選
① 商業広告(プロダクト・高級CM)
プロンプト:ハイエンドな香水ボトルの商業広告CM。超スローモーション。洗練されたスタジオ照明の下、透明なガラスボトルに光が反射し、周囲を美しく滑らかな水滴と高級感のあるシルクの布がドラマチックに舞い上がる。物理的に正確な流体描写と布の質感。1080pシネマティック、フォトリアル、ラグジュアリーな空気感。
② 実写映画・ドラマ(シネマティックアクション)
プロンプト:ハリウッド映画のような重厚なアクションシーン。2人のキャラクターによる緊迫した近接格闘。激しい打撃の応酬と、衝撃の瞬間を捉えるシネマティックなスローモーション。周囲に飛び散るリアルな火花と砂埃。キャラクターの顔と服装の一貫性を完全に維持した超リアルな映像。
③ 不動産・観光(ハイクオリティ空間プロモーション)
プロンプト:高級リゾートホテルのペントハウスの紹介映像。ドローンによる滑らかなカメラワークで、窓から差し込むリアルな夕陽の光と、プールサイドに反射する光彩を捉える。広角レンズでの sweeping orbital shot、シネマティックな被写界深度。フォトリアルで完璧な3D空間描写。
MiniMax H3向けおすすめプロンプト3選
① AIアニメ・MV(2Dセル画風イラスト動画化)
プロンプト:2Dセル画風の日本アニメスタイル。サイバーパンクな街並みの中、キャラクターがエフェクトを纏いながら超高速で駆け抜けるダイナミックな戦闘アクション。元のイラストの画風、鮮やかな色彩、独特の線画の質感を100%維持。カメラが激しい動きをスムーズに追跡する高フレームレート映像。
② SNSインフルエンサー・歌う動画(リップシンク)
プロンプト:アップロードされた音声ファイルに合わせて、画像のキャラクター(またはペット)が完璧なリップシンク(口パク)で情熱的に歌う。口元の動きだけでなく、歌の抑揚に合わせて目元や顔の角度までAIが自動で自然に動かす。2K/4Kの高解像度で元の写真の質感を維持した、SNS向けの縦型ショート動画。
③ 縦型ショート広告(TikTok・リール向け高クリック率動画)
プロンプト:写真の風景とキャラクターが、画像の持つポップで鮮やかな空気感のまま3D風にダイナミックに動き出す。カメラがテンポよく滑らかにズームインし、視聴者の視線を一瞬で釘付けにする視覚的エフェクト。SNSやショート広告に最適な、高画質でトレンド感のある15秒のループ風動画
よくある質問
Q1. Seedance 2.5とMiniMax H3はどっちが優秀?
一概にどちらが優れているとはいえません。長尺・複数素材の活用ならSeedance 2.5、短尺・高解像度やモーション転写ならMiniMax H3がおすすめです。
Q2. Seedance 2.5とSeedance 2.0の違いは?
Seedance 2.5は、2.0から長尺動画生成、複数の参考素材、タイムスタンプ単位の編集などが強化されています。
Q3. 日本語プロンプトのまま入力しても意図通りに動きますか?
日本語でも利用できます。 被写体・動作・カメラワーク・時間などを具体的に指定すると、より意図に近い動画を生成しやすくなります。
Q4. 完全無料で無制限に動画を生成できますか?
原則として難しいです。 無料枠が用意されている場合でも、生成回数やクレジットなどに制限があるため、継続利用には料金プランの確認が必要です。
Q5. MiniMax H3はAPIで利用できますか?
はい。MiniMax H3は公式APIに対応しており、テキストや画像などから動画を生成できます。 APIは従量課金制です。
Q6. Seedance 2.5はAPIで利用できますか?
BytePlus ModelArk経由でAPI利用に対応しています。 APIを利用すれば、動画生成機能を自社サービスやアプリに組み込むことも可能です。
Q7. MiniMax H3やSeedance 2.5は商用利用できますか?
利用するサービスやライセンスによって異なります。MiniMax H3は商用利用に対応していますが、ライセンス条件があります。Seedance 2.5も利用前に各サービスやAPIの規約を確認しましょう。
まとめ
本記事では、次世代の動画生成AIであるSeedance 2.5とMiniMax H3の機能の違い、料金体系、使い方、プロンプトのコツについて詳しく解説しました。アニメ調やキャラ表現が得意なSeedance 2.5と、実写映画級の質感やリアルな物理描写に長けたMiniMax H3。まずはWann AIの無料バージョンを試してみて、作りたい映像スタイルに合わせて最適なモデルを選んでみてください。






