
2026年8月に新世代モデル「Wan 3.0」が正式に展開され、最大30秒の動画生成、1080P出力、音声・画像・動画・ドキュメント・Webページなどを組み合わせたマルチモーダル生成に対応しています。この記事では、Wan 3.0とWan 2.7の違い、料金、30秒1080P動画、APIの利用方法、アップグレードすべき人、基本的な使い方まで、2026年最新情報をもとに詳しく解説します。
Wann AI動画生成:同じプロンプトでの動画効果比較
Wan 3.0で生成された動画
Wan 2.7で生成された動画
Part 1. Wan 3.0とは?
Wan 3.0は、Alibaba Cloudが提供するWanシリーズの新世代AI動画生成モデルです。動画生成だけでなく、複数の素材を組み合わせた生成や音声付き動画、動画編集などにも対応しています。
| 項目 | Wan 3.0の概要 |
|---|---|
| リリース日 | 2026年8月に公開されたWanシリーズの新世代モデルです。 |
| モデルの位置づけ | テキスト・画像・動画・音声などを幅広く扱えるAll-in-One型の動画生成モデルで、複数の用途を一つのモデルに集約しています。 |
| 最大の特徴 | 最大30秒・1080P・30fpsの動画生成に対応し、さらに複数の参考素材や音声を組み合わせたマルチモーダル生成が可能です。 |
Wan 3.0の新機能
Wan 3.0では、動画の長さや画質だけでなく、入力できる素材の種類や音声、編集機能まで大きく強化されています。特に注目したいポイントは以下の5つです。
1. 最大30秒・1080Pの高品質動画
最大30秒(1080P/30fps)の生成に対応し、広告やショート動画などストーリー性のある映像制作が可能。
2. 画像・動画・音声などを組み合わせたマルチモーダル生成
テキスト、画像、動画、音声、オフィス文書、Webページなど、複数の素材を組み合わせられるため、キャラクター・動き・音声などを指定しながら、より複雑な動画生成に対応。
3. 音声・BGM・効果音を含む動画生成
映像と同時に会話やBGM、効果音も一括生成できるため、別ツールでの音入れ作業が不要になり効率化。
4. マルチショットでのストーリー生成
1つのプロンプトから複数ショットを組み合わせた動画を生成。単一シーンだけでなく、複数の場面がつながるストーリー性のある映像も作りやすい。
5. 動画編集・延長をワンモデルで完結
新規生成だけでなく、既存動画の編集や延長も自然言語の指示で行え、ワークフローを1つに統合。
Part 2. Wan 3.0とWan 2.7との違い
Wan 3.0とWan 2.7は、どちらも高品質なAI動画を生成できますが、対応できる動画の長さや入力素材、音声機能、編集機能などに違いがあります。主な違いを以下の表にまとめました。
| 比較項目 | Wan 3.0 | Wan 2.7 |
|---|---|---|
| 最大動画長 | 最大30秒 | 最大15秒程度 |
| 動画品質 | 最大1080P・30fps | 最大1080P・30fps |
| 動画生成 | テキスト、画像、動画などに対応 | テキスト、画像、動画などに対応 |
| リファレンス機能 | 画像・動画・音声などに対応 | 画像・動画・音声などに対応 |
| マルチモーダル入力 | 画像・動画・音声・ドキュメント・Webページなどに対応 | 主に画像・動画・音声に対応 |
| 音声生成 | 会話・BGM・効果音に対応 | 一部モデルで対応 |
| マルチショット | 対応 | 対応 |
| 動画編集・延長 | 編集・延長に対応 | 編集に対応、延長は機能・モデルによる |
| モデル構成 | All-in-One型 | 用途別モデル |
| API利用 | 対応 | 対応 |
Wan 3.0の30秒1080P動画はどれくらいの料金?
Alibaba Cloud Model Studioの公式ページでは、Wan 3.0 Video Standardについて、現在以下の料金が掲載されています。
| 解像度 | 通常価格 | 現在の30%OFF価格 |
|---|---|---|
| 480P | $0.05/秒 | $0.035/秒 |
| 720P | $0.10/秒 | $0.07/秒 |
| 1080P | $0.20/秒 | $0.14/秒 |
※ただし、実際のAPI料金は生成条件やモデル、地域によって変動するため、利用前に必ず最新情報を確認してください。
Part 3. Wan 2.7からWan 3.0にアップグレードすべき?
Wan 2.7からWan 3.0へのアップグレードは、30秒の長尺動画、1080Pの高品質出力、複数の参考素材を使ったマルチモーダル生成、音声付き動画、動画編集・延長などの新機能を必要とするかで判断するのがおすすめです。短い動画の生成が中心で、現在のWan 2.7の品質やAPI環境に不満がない場合は、無理に移行する必要はありません。
Part 4. 用途別:Wan 3.0とWan 2.7はどちらがおすすめ?
Wan 3.0とWan 2.7は、それぞれ得意とする用途が異なります。自分が作りたい動画の長さや音声、素材の種類、現在の利用環境などを基準に選ぶとよいでしょう。
Wan 3.0がおすすめな人
| おすすめな人 | おすすめの理由 |
|---|---|
| 長めの動画を作りたい人 | 最大30秒の動画を一度に生成でき、短いクリップを複数生成してつなぎ合わせる手間を減らせる |
| 1080Pの高品質動画を作りたい人 | 最大1080P・30fpsに対応し、高品質な最終動画の制作に適している |
| 音声付きの動画を作りたい人 | 会話・BGM・効果音などを含む動画を生成でき、映像と音声をまとめて制作できる |
| 複数の素材を組み合わせたい人 | 画像・動画・音声に加えて、ドキュメントやWebページなども参考素材として利用でき、複雑な動画制作にも対応できる |
Wan 2.7を使い続けてもいい人
| おすすめな人 | おすすめの理由 |
|---|---|
| 短い動画を中心に作る人 | 数秒~15秒程度の動画が中心なら、Wan 2.7でも十分に対応できる |
| 既存のAPIシステムを安定して運用している人 | すでにWan 2.7 APIを導入していて、現在の環境に問題がなければ、急いで移行する必要はない |
| 用途に応じてモデルを選びたい人 | テキスト・画像・リファレンスなど用途別のモデルがあり、目的に合わせて使い分けられる |
| コストと機能のバランスを重視する人 | Wan 3.0の新機能を必要としない場合、Wan 2.7を継続利用する選択肢もある |
Part 5. Wan 3.0の基本的な使い方
現在は、Wan 3.0のような人気モデルを搭載したAI動画生成サービスも登場しています。ここでは、初心者でも操作しやすいWann AIを例に、画像からWan 3.0動画を生成する基本的な流れを紹介します。
- Step 1:Wann AIの動画生成ページにアクセスし、「画像から動画」機能を選択します。モデル一覧からWan 3.0を選び、動画の元になる画像を用意します。

- Step 2:生成したい画像をアップロードし、動画内で人物や背景をどのように動かしたいかをプロンプトで指定します。

Tips:
シーン作りでは、「場所(背景)」「キャラ(外見・表情)」「動き(カメラワーク)」「空気感(BGMイメージ)」の4要素を意識すると、プロンプトを作りやすくなります。AIツールのプロンプト自動生成機能を活用すれば、動画制作の準備も効率化できます。
- Step 3:動画の長さと解像度を設定し、生成ボタンをクリックすれば完成です。
Part 6. Wan 3.0に関する質問(FAQ)
Q1.WAN 3.0は無料で使えますか?
Wan 3.0自体は完全無料ではなく、Alibaba Cloudでは動画の生成時間や解像度に応じて料金が発生します。一方、Wan AI動画生成ツールなどで、無料クレジットを使って試せます。
Q2.WAN AIとは何ですか?
Wanは、Alibaba Cloudが開発するAI動画・画像生成モデルシリーズです。テキストや画像から動画を生成でき、Wan 3.0ではマルチモーダル動画生成にも対応しています。
Q3.WAN 3.0の料金はいくらですか?
料金は利用するサービスやモデルによって異なります。例えばWan AIでは無料クレジットに加えて月額プランが用意されており、Wan 3.0の動画生成機能は解像度に応じてクレジットを消費します。
Q4.WAN 3.0動画生成AIで無制限プランはありますか?
完全無制限で利用できるサービスは限られます。Wann AI動画生成ツールでも、月額プランのクレジット制やAPIの従量課金が一般的です。
Q5.Wan3.0で動画は生成できますか?
はい。Wanはテキストや画像から動画を生成でき、Wan 3.0では最大30秒・1080Pの動画生成にも対応しています。
Q6. Wan 3.0で30秒動画を作ると動きが単調になる場合は?
A. 「0~10秒:ゆっくりズームイン」「10~20秒:右方向へ素早くパン」のように、時間ごとの動きやカメラワークを具体的に指定すると、映像の単調さを抑えやすくなります。
Q7. Wan 3.0の日本語リップシンクは自然ですか?
A. 口元の動きは比較的自然ですが、日本語のアクセントや感情表現には限界があります。より自然な仕上がりを求める場合は、高品質な日本語音声を別途用意する方法がおすすめです。
Q8. Wan 3.0のOmni-Referenceはビジネスにも使えますか?
A. はい。製品ページのURLや資料などを参照させ、広告・商品紹介・ニュース解説動画の制作に活用できます。
まとめ
Wan 3.0は必ずしもWan 2.7の完全な上位互換として考える必要はありません。現在Wan 2.7を利用している場合は、既存のワークフローを維持しながらWan 3.0をテストし、生成品質・30秒動画の必要性・API料金・処理時間を比較してから移行するのが最も現実的です。






